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上級資格への足がかり

コラム
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簿記は上級資格への足がかりにもなります。
極めたければ税理士や公認会計士へのチャレンジも有りですし、
ビジネスよりにスキルアップを図るなら中小企業診断士もアリですね。
今回は、簿記を取得した先にどんな可能性があるかを書いていきます。

税理士

簿記2級からの税理士試験の簿記論・財務諸表論という流れは昔から鉄板のステップアップのパターン。
税理士法改正前は簿財の2科目さえ取れれば、大学院2年通って税法免除の裏技がありましたので、税理士試験に挑戦する人は多かったようです。

税理士試験は科目合格制で、科目単体でも履歴書に書いちゃって良いレベル。
簿財と何か税法科目取ってたら就職や転職は困らないでしょう。

私自身、こっちの道を歩んでいるので今後も詳しく書いていきますが、今の仕事ができているのは簿記を一生懸命勉強した土台があるからだと感じてます。

たぶん税理士の道でなくても、企業の経理で働く場合であっても、簿記をお釣りが出るくらい勉強した人は、その恩恵を受けることができるんじゃないかな、と思います。

公認会計士

公認会計士は簿記2級からはかなりかけ離れた難しさがあるとされてます。
会計士試験の短答式合格者は力試し的に簿記1級を受け、サラッと合格するそうなので、簿記1級まで頑張る志しのある方は会計士へのチャレンジもアリでしょう。
ただし、会計士試験の勉強は働きながらではまず不可能なので勉強できる環境が整えられるかも判断材料となりそうです。

私も会計士の道を模索したことがあるので、その試験の出題内容も見たことがありますが、財務会計の問題は、日商簿記の延長線上にあるという印象です。
そして、管理会計なんかは工業簿記をしっかり勉強することで難しさが見えてくる内容になってます。
もちろん、簿記以外の分野も広く学ぶ必要がありますが、公認会計士試験も今勉強している簿記がベースになっていると考えると勉強のモチベーションになるのではないでしょうか?

中小企業診断士

中小企業診断士試験には財務会計と呼ばれる科目があり、また2次試験の第4問は会計の知識とスキルが問われます。
会計知識だけで見れば簿記2級よりは難易度は下がるものの、その応用範囲は広く、経営分析や意思決定への活用などは非常に興味深いものとなってます。

中小企業診断士試験において財務会計は受験生のほとんどが苦手としている科目です。
日商簿記2級に合格された方ならわりと余裕を持って取り組むことができるんです。

なので、簿記を勉強しているだけで受験には圧倒的なアドバンテージをもたらしてくれます。
合格後も企業診断していく上で簿記の知識は必須となりますし、嫌でも使うツールとなります。

中小企業診断士試験に興味が湧いたら「財務会計」のテキストや問題を見てみると面白いですよ。
「あ、これ解ける!」っていう問題がたくさん見つかることでしょう。

まとめ

上級資格の特徴を知ることで簿記の勉強のモチベーションアップに繋がる人もいるかと思いましたのでご紹介しました。
そして、すべての土台は簿記にあることを知ることで学習の深さが増してくることを知ってもらえると幸いです。

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