今回は簿記の一般的な学習方法について書かせていただきます。
これから簿記の取得を考えている方へ参考材料の一つとしていただけると幸いです。
簿記の学習環境
簿記は得手不得手が結構ハッキリ出たりします。
独学で1級まで受かってしまう人もいれば、手とり足取り教わらないと勉強が進まない、理解できないという方もいて、どのパターンがその人に合っているかは人それぞれとなりますが、それぞれのパターンについてまとめてみたので参考にしてみて下さい。
独学で勉強する
教材や参考書を自分で選んで自分のペースで学習する方法です。
費用は安く済みますが効率的な勉強方法やサポートがないため自己管理が必要となります。
また最新の試験情報や問題傾向についても自分で調べる必要があります。
とはいえ、年度によってそんなに大きく変わるわけではないので、過去5年分くらいを徹底的に分析することで対策は可能かもしれません。
(私は独学ではムリでした)
通信講座で勉強する
インターネットや郵送などを利用して、教材や講義を受ける方法です。
独学よりも費用はかかりますが、専門的な教材や講師の指導が受けられます。
また、疑問点や不明点を質問できたり、学習計画を立ててもらえたりするサポートもあります。
最近ではスマホやタブレットで完結するサービスがたくさん出てきてますので、予算やサービス内容であなたが一番しっくりくるものを選んで受講することで効率よく合格可能性を高めることができるかと思われます。
通学講座で勉強する
予備校や専門学校などに通って教材や講義を受ける方法です。
一般的に通信講座よりも費用は高くなりますが、最も効果的な勉強方法と言われています。
通信講座と同様に専門的な教材や講師の指導が受けられますが、さらに実際の試験に近い模擬試験や演習を行うこともできますし勉強仲間と切磋琢磨することは独学よりも多くの刺激を受けモチベーション維持にもつながることでしょう。
簿記の学習方法
簿記の学習の進め方は人それぞれですが、王道のやり方というものもありまして一般的には以下の通りです。
テキストを一通り読む
簿記の勉強では、テキストを読むことが重要です。
テキストには簿記の基本的な仕組みや用語、仕訳の記入方法、財務諸表の作成方法などが詳しく説明されています。
繰り返し読むことで、簿記の理論やルールを理解することができます。
テキストを読むときには、ただ目を通すだけではなく、内容理解を第一に考えると効率が良いです。
また書かれていることを自分の言葉で言い換えたり、図や表を書いてみたりすることで、理解度を高めることができます。(工業簿記のシュラッター図なんかは自分で何度も書いた方がしっくりきます)。
勉強開始時から問題演習を積極的に行う
簿記の勉強では、問題演習を行うことも重要です。
問題演習を行うことで、テキストで学んだ知識や技能を実践的に使うことができます。
また、試験に出題される傾向や形式に慣れることもできます。
問題演習を行うときには、テキストだけではなく、過去問や予想問題なども活用しましょう。
過去問や予想問題は実際の試験に近い難易度や内容で作られているため、試験対策に効果的です。
問題演習を行うときには、時間を計って行うこともおすすめです。
時間を計ることで、試験本番の時間配分やペース配分に慣れることができます。
また、時間内に解けなかった問題や間違えた問題は、後で復習するようにしましょう。
直前期には、予想問題を繰り返し解く
簿記の勉強では、直前期には予想問題を繰り返し解くことがおすすめです。
予想問題は、最新の試験傾向や出題範囲に沿って作られているため、試験本番に近い感覚で問題演習を行うことができます。
予想問題を繰り返し解くことで、自分の得意な部分や苦手な部分を確認することができます。
得意な部分は、自信を持って解くことができます。苦手な部分は、最後の追い込みとして復習することができます。
予想問題を繰り返し解くことで、試験に対する不安や緊張を和らげることもできます。
試験に出題される可能性の高い問題に慣れることで、試験本番に臨む際にも冷静に対処することができます。
まとめ
簿記は全く無計画に勉強を進めてしまうと挫折しやすいです。
ドロップアウトせず受験まで学習を続けるには学習環境を整え、あなたにあった学習スタイルを確立していくことが大切かと思われます。